2007年4月29日~5月5日
谷垣元財務大臣と共に、アフリカ東部のウガンダ共和国へ訪問しました。
ウガンダは東アフリカに位置する共和制国家です。
ルウェンゾリ山地やビクトリア湖を擁し、東にケニア、南にタンザニア、南西にルワンダ、
西にコンゴ民主共和国、北に南スーダンとの国境に囲まれた内陸国です。
チンパンジーや珍しい鳥など数多くの野生動物が生息しています。
ウガンダにはエジプト綿に次ぐ良質な綿花があります。
目的の一つが ウガンダの綿の縫製工場に対するODAの資金援助でした。
綿工場閉鎖の危機でしたが、今回の訪問によって日本の資金が貸付けされることになりました。
綿の縫製工場 フェニックス社にて。
谷垣元財務大臣とともに
今回の訪問はの目的のもう一つは、日本のODAが支援している難民の救済状況と今後の救済方法について、
政府要人と協議するためでした。
ところが到着の翌日、次期大統領候補が毒殺されるという事件が発生し、ムセベニ大統領にお会いすることは叶いませんでした。
日本政府のODAの支援で、避難民キャンプに清潔な水を供給することができました。
谷垣元財務大臣とともに。
ウガンダでは反政府ゲリラによる子供たちの誘拐が続いています。
人口2,800万人の内、200万人が難民となった子供たちです。
難民キャンプでは、銃を持った兵士に守られて暮らしています。
土レンガの家の中は約12畳位です。
子供たちはゲリラに拉致される危険があるため、
夜間は避難所に集められ、兵隊に警護されて過ごします。
路上に立てられたコンクリートだけの建物です。
反政府ゲリラに誘拐された少女たちは教育も受けられず、ゲリラに妊娠させられて帰ってきてしまいます。
その子供たちのため、基礎教育や縫製の職業訓練をしています。
この訓練所には日本のODAが入っていました。
使用されているのは、日本の「蛇の目ミシン」です。
この子の母親は12歳です。ゲリラが父親です。